ハイボールの基礎知識
ハイボールとはHighballと書くカクテルの一種で、広義的にはスピリッツをソーダやトニックウォーターなどの炭酸飲料や、水、湯、フレッシュジュースなどノンアルコールの飲料で割ったものを指していますが、日本ではウイスキーをソーダ水で割ったいわゆるウイスキー・ソーダをこう呼ぶのが一般的になっています。
しかし、もともとカクテルとはベースとなるお酒に他の酒やジュースなどを混ぜたアルコール飲料のことで、アルコール分0~1%未満程度のノンアルコールカクテルは少数派ですから、日本でのネーミングはあながちおかしいものではありません。
ウイスキーは日本ではどちらかというとマイナーなアルコールになってしまっていましたが、ハイボールのおかげでやや持ち直してくるようになりました。
ウイスキーは蒸留酒の一つで、この点では焼酎などといっしょなのですが、大麦、ライ麦、トウモロコシなどの穀物を麦芽の酵素で糖化して発酵させている点が独特の風味を醸し出しています。
ウイスキーの飲み方は多様で、そのままストレートで飲む他、水割りや氷を入れてのオン・ザ・ロック(クラッシュ)でも飲まれ、カクテルの材料として利用されることも多くなっています。
その中で最もポピュラーなのが炭酸水割りのハイボールというわけです。その他のカクテルとしてはカクテルの女王と呼ばれているマンハッタンやコーラで割ったコークハイもポピュラーです。ハイボールはある意味シンプルなカクテルですが、ちょっとした知識と工夫次第で更に美味しく飲むことができます。